中国の仮想通貨停止ショック影響で14日夜から強烈な下落が発生しており、ビットコインは1日で10万円以上の下落となりました。もうしばらく揉み合うような感じとなりそうです。

現状の確認

ビットコイン単体で見てみます。昨日9月14日16時ぐらいの段階で43万円ほどの単価で揉み合っていましました。

ところが、その後大きく下落する流れとなったのです。

チャートで動きを確認してみましょう。

矢印で示した下落スタートが14日の18時頃。ここから一気に下降線となり、15日の午前8時半頃に30万円を切るレベルに達しました。

30万円レベルで反発したのは、おそらく30万円を基準に買い待ちする人が多かったためだと思われます。

30万円という価格はひとつの下限目安ラインになりますから、「この価格になったら買いだ」という流れができたのでしょう。

しかし下落傾向が強いため大きな反発にはならず、再び上下して33万円レベルで細かく揉み合いが起こっている状況です。

予想としては、しばらくまだ停滞して徐々に下落が続きそうであろうと思われます。

その理由を挙げてみます。

複数の要因による再下落

今回の下落要因は中国政府による仮想通貨の規制、すなわち仮想通貨の締め出しです。

中国国内の仮想通貨流通を一斉に禁止するため、国内の仮想通貨取引所の閉鎖・人民元への換金停止・ICO(新規仮想通貨発行)を禁止というこれまでにない厳しいものです。

この中国政府規制が報道されたのが9月8日で、まず高値からの強烈な下落が起こりました。

これが第一弾下落です。

この段階ではまだ中国政府が実行に移していなかったため売りが殺到するまでに様子見が起こり、8日の夕刻以降に下げが強く発生しました。

また実行段階ではないことで反発作用がまだ強く、44万円前後で下げが止まって46万円前後まで戻し、復調する兆しすら見えるほどでした。

9月13日起点の本格的な第二弾下落へ

そして現在の非常に大幅な下落がスタートしたのが9月13日です。中国の仮想通貨取引所が閉鎖されたという情報が発信されたことで、本格的な売りに転じたのです。

チャートを見ていただけるとわかると思うのですが、緩やかな下降線を示しているのが14日に急下落しています。

13日の状況で中国の取引所閉鎖情報が流れましたが、同時に中国国内で仮想通貨を人民元に替えなれなくなるために中国での売りが殺到しだします。

日本の投資家も予想で損切りしていたため微細な下落だったのが、中国の大量売りに引かれて日本投資家も大量売りし出したのが14日。

タイムラグとしては有り得ます。

さて、では複数の要因ということになってきますが、ここで急激な下落を招いた引き金がもうひとつあります。

JPモルガンCEOの仮想通貨は詐欺発言です。

ビットコインは詐欺、取引行えば即解雇する-JPモルガンCEO

米国大手の銀行JPモルガンのダイモンCEOが「ビットコインをはじめとする仮想通貨は詐欺であり、よい終わり方はしない」と発言したというものです。

この発言影響力は大きく、仮想通貨市場の下落に繋がっています。

まあ銀行なので仮想通貨は市場を奪われかねない強敵ですからね。

詐欺って言っといて仮想通貨システム中核のブロックチェーン技術は欲しいという矛盾を発しているところがなんとも…というところですが。

いずれにせよこの発言が下落に拍車をかけたのです。下落時にネガ情報があれば信じてしまいやすい心理もあるので仕方ない部分ですね。

今後の下落傾向

仮想通貨全般的に持ち直す可能性は高いですが、直近ではまだ下落する要素があります。

中国の取引所閉鎖問題です。

中国の仮想通貨取引所が閉鎖された情報によって13日に下落がはじまったわけですが、これは最初の閉鎖がスタートしたという情報ですべての取引所閉鎖ではありません。

中国は仮想通貨大国ですので、仮想通貨取引所の数も多いはずです。

となると段階的に閉鎖が発表される可能性があり、段階的に下落が起こりうるかもしれない状態なのです。

逆に現況が底という見方もあります。

そもそも仮想通貨は流通する貨幣の代行手段という一面があり、下落で価値が完全に失われてしまうというものではありません。

もちろん発行者側に不正があったりすれば価値ゼロですが、今回は一部の所有国が制限をかけて流通が減るというショックで、通貨本体には需要が高いわけです。

となるとズルズル低価格期間が長引くことで上がりにくくなるため、ここで大量所有者が一気に買いに入って反発を大きくするということも考えられるわけです。

ということで、売りと買い戻しの揉み合いでしばらくは現状維持か下落が続く可能性が高いと思われますが、反発で跳ね上がる可能性もあります。

現状でもかなりの安値なので今買っておくのが得策でしょう。

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